占星術に触れたばかりのあなたも、一度はこう思ったことがあるのではないでしょうか。同じ蠍座なのに、どうして友だちのAさんはミステリアスで物静かで、Bさんは明るくおしゃべり好きなの?答えはシンプル。私たちがふだん「星座」と呼んでいるのは太陽星座にすぎず、完全な出生ホロスコープには、月星座やアセンダント(上昇星座)など、ほかにも重要な配置がたくさんあるからです。この3つの星座を知ることが、自分の性格を読み解く第一歩になります。

太陽星座:あなたの核となる自分

太陽星座は誕生日で決まる、いわゆる「あなたは何座?」でおなじみの星座です。核となる人格、自我、そして人生の方向性を表します——どんな人になりたいのか、何を目指すのか、どんなふうに輝きたいのか。太陽星座は性格の軸ではありますが、氷山でいえば水面から出ているほんの一角にすぎません。

月星座:あなたの内なる感情

月星座は感情の反応、心の欲求、安心感のよりどころを表し、いちばんリラックスした、プライベートな状態でのあなたの姿を映し出します。ひとことで言えば、太陽は「なりたい自分」、月は「素のままの自分」。たとえば太陽が獅子座の人は、外では自信たっぷりで華やかに見えても、月が蟹座にあれば、内面は繊細で、家族のようなぬくもりを求めているのかもしれません。月星座は特に親密な関係で大切です。長くいっしょに過ごすほど、向き合うことになるのはお互いの月だからです。

アセンダント:あなたが与える第一印象

アセンダント(上昇星座)は、あなたが生まれた瞬間に東の地平線から昇りつつあった星座のことで、正確な出生時刻と出生地によって決まります。外向きのイメージ、人との接し方のスタイル、そして初対面の人に与える第一印象を表します——世界と向き合うときにつける「仮面」とイメージするとわかりやすいでしょう。アセンダントはおよそ2時間ごとに切り替わるため、同じ日に生まれた人でもアセンダントはまったく違うことがあります。計算に正確な出生時刻が必要なのは、このためです。

3つが重なり合って「あなた」になる

  • アセンダント:他人の目に映るあなた。社交の場でのデフォルトモード。
  • 太陽星座:自分が思い描く自分。人生で目指す方向。
  • 月星座:いちばん素に近い内面。感情と安心感の源。

たとえば、アセンダントが乙女座、太陽が射手座、月が魚座の人なら、初対面ではきちんとした印象なのに、親しくなると自由を愛する一面が顔を出し、ひとりのときは涙もろい夢見がちな一面も——3つが重なり合ってこそ、立体的なひとりの人間が見えてくるのです。

自分のホロスコープの調べ方

ホロスコープを調べるのに必要な情報は3つ。生年月日、正確な出生時刻(母子手帳を確認するか、家族に聞いてみましょう)、そして出生地です。そろったら、無料のホロスコープ計算サイトに入力するだけで、自分の太陽・月・アセンダントがすぐにわかります。気をつけたいのは、出生時刻が数分違うだけでアセンダントが変わる可能性があること。時刻は正確であるほど良く、どうしてもわからない場合でも、太陽星座と月星座はおおむね信頼できますが、アセンダントは参考程度にとどめておきましょう。

太陽・月・アセンダントを知ると、占星術が「12択」よりはるかに奥深い世界だと気づくはずです。次に自己紹介をするときは、ぜひあなたの「ビッグ3」を語ってみてください。自分でも知らなかった新しい一面に出会えるかもしれません。